いつもお邪魔する小説友のHさんの小説の感想文と私のコラムです。
毎朝、お邪魔する小説友のブログのエッセイへの散文詩による感想文とコラムです。 このブログには関係がないのですが、備忘録として公開します。 Hさん、おはようございます。 散文詩:世界線の端で祈るHさん ふたつの世界をさまようたび、 胸の奥で小さな光が揺れる。 彼と歩く未来と、彼のいない静かな未来。 ... 続きをみる
独断と偏見の個人的な備忘録です。最近、コンデジが故障したので、スマホで撮影しています。
毎朝、お邪魔する小説友のブログのエッセイへの散文詩による感想文とコラムです。 このブログには関係がないのですが、備忘録として公開します。 Hさん、おはようございます。 散文詩:世界線の端で祈るHさん ふたつの世界をさまようたび、 胸の奥で小さな光が揺れる。 彼と歩く未来と、彼のいない静かな未来。 ... 続きをみる
麗(うらら)は小さい時から大人しいというか、地味で暗い子だった。 男子にモテない癖に自意識過剰なのか、男子に話し掛けられると身構えるタイプだった。 お友達に彼氏ができたとか、初体験を済ませたとか聞くと、内心は羨ましいと思いながら、 自分には縁のない世界と思っていた。 小六の夏休み。 麗は田舎の... 続きをみる
毎朝、お邪魔する小説友のブログのエッセイへの散文詩による感想文とコラムです。 このブログには関係がないのですが、備忘録として公開します。 Hさん、おはようございます。 散文詩とコラムはHさんの思いをリンクさせました。 散文詩:抑えたはずの想いが灯るとき 眺めているだけで満ち足りるはずだったのに、 ... 続きをみる
「なんだ、綾ちゃんの家と私の家は本当に近くだったんだね。五反田ボウルを左手に見て、その右側の目黒川沿いを歩いて行くと突き当りに東洋現像所があって、その横に目黒川を渡る橋があるの。相変わらず汚い川だけどね。その橋を渡ってT字路にぶつかった家が私の家で、お父さんは京浜ベーカリーっていうレストランに勤め... 続きをみる
毎朝、お邪魔する小説友のブログのエッセイへの散文詩による感想文とコラムです。 このブログには関係がないのですが、備忘録として公開します。 散文詩の感想:答えを探す彼の胸の内で 君の言葉を読んで、胸の奥が静かに揺れた。 大事に思っている気持ちは嘘じゃないし、 君が抱えている不安も、ちゃんと伝わってる... 続きをみる
「いずれにしてもお礼をしないといけないので、どうしたら良いかと……」と少女。 「お礼してもらいたかったら、あの場にいたのに、そんなことしてもらいたいと思ってねぇがら、いなくなったんだべ。だから気にしねくてもいいんでねぇが?」と綾香は慌てて言った。 「それはそうよね。まだ... 続きをみる
コンデジ持ってブラブラには関係ないですが、私の備忘録として掲載します。 Hさん、おはようございます。 題名:大好きは、年齢を越えても咲く あなたの言葉からこぼれる『大好き』 の光が、 静かに胸へ染み込んできました。 年齢を重ねても、 心の奥でふいに芽吹く想いは、 まるで真夏のひまわりの花のように ... 続きをみる
綾香は母に電話をして、氷川神社の大鳥居を潜って右側に雷が落ちて屋根に大きな穴が空いていた家があった事を聞くと、母は「あったよ」と答えた。 (龍児が言っていた事は本当だったんだ)と思い、縁側に出て龍児を呼ぶと、「何、綾香?」と塀の上に座って相変わらず足をブラブラさせて笑顔で言った。 「ママに電話して... 続きをみる
コンデジ持ってブラブラには関係ないですが、私の備忘録として掲載します。 Oさん、おはようございます。 いつも拝読しながら、私の感想がどこまで意図に寄り添えているのか自信が持てず、もし的外れな点がございましたらお許しくださいませ。 Oさんの作品に向き合うときは、我が師のI先生の作品と同じように自然と... 続きをみる
「 『龍』さんと書いてあったのは、龍児のご先祖さんかな?」 「それはどうだか分からないよ。聞いた事はないし、元々俺は人間だったみたいだからさ」 「そっか、そう言う事は聞かされてないんだね」 「うん、でも他の妖怪(あやかし)は皆、龍の体なんだけど、俺だけ羽があるんだよ。だから多分、俺もそう勝手には思... 続きをみる
龍児が先に神様の前に行き、二礼、二拍手、(神様、姉の美奈子に必ず逢いますので見ていて下さい)と心で唱え一拍手をすると、綾香も見習って同じようにした。 「お辞儀を二回・拍手を二回・お辞儀を一回をするの?」と綾香が訊いた。 「綾香は人間なのに何も知らないんだな? 大まかに説明すると、初めの二礼は、『神... 続きをみる
毎朝、お邪魔する小説友のブログに書いた、今日のお題は『弁当』でした。 お題を頂いて、それをエッセイにするのは、意外と学べます。 ま、私が彼女の小説の内容の中で抽出して勝手に書いたエッセイですが。 ◇◆◇◆◇ 「今日のお題:高校時代の弁当の話の第一弾」 題名:母と私と茶色い宇宙弁当 私の弁当史は幼少... 続きをみる
ドジャースは今は強いけれど、主力の年齢層が少しずつ高くなってきている。 そんなチームに、29歳の岡本和真選手が加わってくれたら—— それだけで未来が一気に明るくなる気がする。 野球にわかファンだけど、私も以前は経営者の端くれだった。 だから数年後先のドジャースを心配している... 続きをみる
その時だった龍児は暫く固まった。 「龍児、どうしたの?」と言っても彼は返事をせずに、固まっているだけだった。 「龍児、どうしたの?」と綾香が心配して。 「思い出したんだよ」と龍児。 「何を?」と綾香。 「その氷川神社の鳥居をくぐって暫く歩くと右側に雷が落ちて屋根にポッカリとまわるく穴が空いている... 続きをみる
今朝も毎朝、お邪魔する小説友さんの感想を書きに行っちゃいました。 ◇◆◇◆◇ Hさん、 Merry Christmas!(^0^)/ お約束の炬燵のお話です。 冬になると、私の生活はほぼ『炬燵』でできています。 エアコンもヒーターもありますが、正直無くて困りません。 困るのは――炬燵がない時だけで... 続きをみる
綾香は小さな声になって「龍、ちょっと待ってて」と言って部屋に入って浴衣を脱いで洋服を着ながら「お祖母ちゃん、遊んでくるね」と綾香。 「うん。行ってらっしゃい」と祖母。 綾香はそのまま玄関から外に出て、門の外で待っていた龍児に話し掛けた。 「神社って、村の入口にある、あの大きな所だよね?」と綾香... 続きをみる
今朝ですが、小説友のブログに掲載された4つの小説にそれぞれ感想詩を書いた下の部分に以下のコラムを添えました。 私のblogにも同じ文章と購入したセラミックヒーターの写真と証拠の温度計を公開します・笑。 ◇◆◇ 今朝の書斎は2℃でした。 けれど、先日迎えたセラミックヒーターのおかげで 静かに温もりが... 続きをみる
「はいよ、アイスね」 冷凍ショーケースの中にミルク味のホームランバーを見付けた綾香は取り出して「これを二本下さい」 祖母から預かった百玉を渡して八十円のお釣りをもらって店を後にした。 「暑いから食べようよ」と言って、龍児に渡すと、彼はその銀紙の包みを器用に開けて、「食べ終わったら棒に当たりがあ... 続きをみる
この村に来て五日目の午後。綾香は細かいお金がないからと言った祖母から貰った百玉を持って出掛けようとしたがお店屋が分からないと気付いた。 「龍が来ないかな!?」と呟くと。 そこに龍児が、「どうした?」と言ってニッと笑いながら現れた。 「お祖母ちゃんがアイス買いなって言ってくれたんだけど、お店屋さ... 続きをみる
妖怪(あやかし)のとんでもない事実を知ってしまったと思っていて動揺しているのは綾香だけで当の龍児は何にも気にしていないのかサバサバとした顔をしていた。 「信じてくれて良かったよ。妖怪(あやかし)を信じない人間が増えているからさ」 「私も今の今まで、妖怪(あやかし)はいないと思っていたけど」 「流石... 続きをみる
昨日、ついにテレビを買いました。 「えっ、まだ見られるのに?」と心の中の貧乏性が叫んでいましたが、勇気を出して新しい画面を手に入れたのです。 するとどうでしょう。映る番組がやけに美しい。ニュースキャスターの顔の毛穴まで見えるし、料理番組のトマトはまるで果物屋から飛び出してきたよう。思わず「テレビっ... 続きをみる
漢字や算数の宿題がなくても、それなら一緒にできる。いい考えだと思ったが、龍児はより怪訝な顔をした。 「あんた、美奈子じゃないんだよな?」 昨日もその名前で間違えられた。 「違うよ、綾香だって。その美奈子って人、捜しているんだっけ?」 「妖怪(あやかし)坂のことを気にしているのは、余計に美奈子っぽ... 続きをみる
久々にドジャースネタを一つ。 ドジャースファンの皆さま、朗報(かもしれない)です! なんと、あのラーズ・ヌートバー外野手がドジャース入りするかも?というニュースが米メディアで飛び交っております。 彼は走攻守三拍子揃った侍ジャパンのムードメーカー。翔平さんと並んでWBCで世界一を奪回したあの男です。... 続きをみる
ヒロシは居間の方へと歩いていった。壁の向こうから祖母の声がする。その声を聞き、龍児が眉間に皺を寄せた。 「ここ、幸子(さちこ)の家か。あんた幸子の孫なの?」 「そうだよ。お祖母ちゃんのこと、知っているんだね」 「知っているも何も……この辺じゃ超有名だよ」 「そうだ、龍児... 続きをみる
本日、2025年12月18日、ヤマダ電機テックランド宇都宮インターパーク店に伺いました。 以前、宇都宮本店でコピー機を購入し、ヤマダプラスプレミアムに加入した際に能塚さんに大変お世話になり、その丁寧な接客に感銘を受けました。これほど気持ちの良い対応は初めてで、「これからは能塚さんから購入したい」と... 続きをみる
綾香は部屋から外に出て玄関に行くと表札を見た。 この辺は同じ名字の人が多いから、下の名前で呼び合うことが多いらしい。綾香の名字である、「雲母坂(きららざか)」は全国的には多くはない名字だけれど、現川(うつつがわ)村では珍しくないらしく、住民の三割くらいは雲母坂(きららざか)」姓だそうだ。 綾香の家... 続きをみる
翌朝、綾香は祖母の家のすぐ前にある畑を案内された。畑と言っても、広めの家庭菜園といった大きさだ。 「綾香にお願いするしごどは、このトマトどミニトマトの畑のお手入れど、ご飯の支度のお手伝い。それがらお掃除どお洗濯も手伝ってほしぇし(ほしいし)、あど(あと)ヒロシの餌ど水ね」 「ヒロシ?」 「まだ会っ... 続きをみる
尊敬する師匠の小説を拝読しながら、感想を書き続けてきました。まだ全体の半分にも届いていませんが、A4コピー用紙に書き連ねた感想が三百枚に達しましたので、その記念に写真を撮り、こうしてブログに残すことにしました。 私は字を小さく書くことができず、また目が悪いため、細字で書くと後で読み返す際に虫眼鏡が... 続きをみる
名古屋の親戚や母から変わり者と訊いていた祖母を綾香は会う前から煙たがっていた。でもこの人はこんなに穏やかで優しい人だ。 不安がったり警戒したり、失礼なことをしてしまった。夕飯を食べながら内心反省した。やっぱり人は誰かの判断ではなくて自分の目で見て判断しなくてはいけないと思った。 大事な夏休みがこの... 続きをみる
見上げた夕暮れの空がうっすらと星と月が浮かび始めていることに気付いた綾香だった。 しまった、明るい内に村に入らないと不幸になるんだった。というより、その迷信を信じている父だったので早く行かなくてはならないと思って焦った。 綾香は舗装されていない砂利道を、全速力で走って下った。 父が言っていた通り、... 続きをみる
昨夜の『ロンドンハーツSP』を録画で観た私。 朝食中のビデオを観ていたら、思わず「えっ!?」と声が出ました。 なんと、あの King & Princeさんが、我らが伝説のアーティスト 50TA さんに楽曲提供を依頼したというのです。 いやいや、これもう「ロンハー的ドッキリ」かと思うじゃない... 続きをみる
這い上がって膝の泥を払っていると、引っ張りあげた少年が目を丸くしていた。 「あんた……美奈子か?」 「えっ?」 綾香はきょとんと少年の顔を見た。 彼は目を大きく見開いた。 「美奈子だろ!? 俺、ずっと捜して……!」 少年が口を半開きにしてカタ... 続きをみる
「綾香、この先に分かれ道があるけど……」と父が、なにか言っていたようだったけれど、もう綾香の耳には届いてなかった。 数分歩いたところで突如、現れた分かれ道だった。あまり聞いていなかったが、そう言えば父は分かれ道がなんとかって言っていた。 木々の塊を挟んで右は、少し道... 続きをみる
その祖母というのも、綾香の憂鬱の原因だった。祖母とはもう何年も会っていないが、母や名古屋の親戚を通して噂は聞いていた。 彼女は宗教をやっていて、毎朝晩、仏さんに拝んでいるとの事で親戚一同から変わり者と見られていた。 (そんな変人のところに、小学六年生の娘をひとりで置き去りにするなんて&hellip... 続きをみる
少年は青々とした葉をつける大きな樹に登り、砂利道の上で横に突き出た枝に腰を下ろし、脚をブラブラさせながら優しかった姉を思い浮かべていた。 下には石ころがそこら中に転がっている砂利道に車体をグラグラ揺らしながら見慣れない水色の車が通って行ったのを眺めていた。 ◇◆◇ ミーンミーンとうるさい蝉の声が... 続きをみる
※この拙作は小説投稿サイト様に公開しております。 登場人物 龍児(りゅうじ)/龍:現川村に住む少年の姿をした妖怪〈あやかし〉。羽を持つ龍の化身で、人間社会への憧れと初恋を胸に秘める。綾香を助け、隠れ里と人間界をつなぐ存在。 綾香(あやか):東京都品川区育ちの小学六年生。夏休みに祖母の住む秋田県の村... 続きをみる
そして、ある夜。 店のドアの向こうから、男が顔をのぞかせた。 麻衣子は、手にしていたグラスをそっと置き、目を細めた。 「おかえりなさい」 その言葉は、思いがけず麻衣子の唇からこぼれ落ちた。 自分でも驚くほど自然に、そして柔らかく。 男は一瞬、戸惑ったように眉を寄せた。 手紙に返事がなかったから、も... 続きをみる
一週間後、店に一通の手紙が届いた。 「何から書いていいか、わからないが、正直に書きます」 そんな書き出しで始まるその手紙には、男の過去と現在が、包み隠さず綴られていた。 日光市で生まれ、両親は早くに他界。 足の不自由な妹が今市市(現在の日光市)に嫁いでいること。 高校卒業後、東京の親類を頼って調理... 続きをみる
「なんでなの」 男がぽつりと訊いた。 「父がね、亡くなったばかりなの。それで……」 「父ひとり、子ひとりか」 「ええ」 「それは、つらいよな」 「家族は?」 麻衣子が問い返すと、男は少し目を伏せて言った。 「高校の頃、事故で死んだ。親父も、お袋も」 話すつもりはなかった... 続きをみる
我が家の夜は、静寂とはほど遠い。 なぜなら、私には「特殊能力」があるからです。 そう、寝言を武器にした即興劇場。 私は超がつくほどの早寝早起き派。 夜の20時には夢の国へダイブし、朝は3時にはスッキリ目覚める健康優良児(自称)。 しかし、問題はその後にやってきます。 妻が寝室に入る頃、ちょうど私の... 続きをみる
木造の、古びたアパート。 麻衣子の住まいだった。 「泊まっていってね」 麻衣子は、声を抑えてそう言った。 男は上着のポケットに手を入れ、煙草を取り出すと、もう片方の手で雪に濡れた前髪を乱暴に引いた。 麻衣子はそっと肩の雫を払ってやる。 男は車内でぽつりと言った。 「火あるか」 それが運転手に向けた... 続きをみる
男はトイレに立ったついでにタクシーを頼み席に戻ると矢継ぎ早に言った。 「待たしてごめんなさい。名前を伺おうと思っていたんですが、なかなかきっかけがつかめなくて……」 男は、少し照れたように言った。 麻衣子は微笑を浮かべながら、そっと男の腕に自分の腕を絡めた。 「名前なん... 続きをみる
「市内に、今から?」 男の誘いに、麻衣子は少しだけ考え込んだ。 すぐに応じれば、軽い女と思われるかもしれない――そんな思いが胸をよぎる。 「日光のいい店でも、案内してもらおうかと思ってさ」 男が言い足すと、麻衣子は視線を伏せ、そっとうなずいた。 頬に滲む熱を隠すように、声を落として訊いた。 「洋食... 続きをみる
ほろ酔い気分の六、七人の馴染みの地元客が折り重なるように入ってきた。 湿った重い空気を連れてきた客の群れはボックス席に陣取ると、真凛は「わぁっ」と声をあげ、拍手をしながら、そっちへ行った。 厚みのある素朴なフォルムと、手に馴染む温もりを湛えた益子焼の器。 外側は深い茶色に焼き締められ、内側には赤絵... 続きをみる
その時、扉が半分ほど開いた。 見かけない男が肩と頭に雪を積もらせて店の入り口に立っていた。この季節に、薄手のカーデガンをはおっただけでマフラーもしていない。 「いいですか?」 と言いつつ、男は扉の中に半身を入れた。暖房を入れたばかりの時間に入ってくる一見(いちげん)客はそう多くない。 麻衣子は... 続きをみる
本日は5週間に一度の定期受診日でした。診察室に入ると、院長先生が笑顔で「体重、減りましたね」と声をかけてくださり、その第一声に大きな励ましを感じました。 高橋内科循環器科クリニックさんに通うようになって、本当に良かったと実感しています。正月を挟むため、今回は6週間分の薬を処方していただきました。以... 続きをみる
歯医者さんって どうしてあんなに怖いんだろう。 半年に一度の定期健診の歯石取り 先生はステンレスの棒を片手に まるで交響楽のバイオリニスト。 「ガリッ! ガリッ! ガリッ!」 ――即興ライブが始まる。 耳に残るその音は 子どもの頃からの ドリルの「キュイーン」は まさに怪獣の咆哮 ホラー映画の効果... 続きをみる
杉木立の間を縫うように続く山道を左に折れると、視界がふいに開け、静寂に包まれた中禅寺湖が青く凍てついていた。湖畔の町並みは、降り積もった雪に覆われて、鼠色の空の下、まるで墨絵のような静謐な世界を描いていた。 麻衣子は、お寺の前の平坦な道をわざと避けて歩いた。 春から夏にかけては、野草が好き放題に伸... 続きをみる