コンデジ持ってブラブラ 私の日常&非日常

独断と偏見の個人的な備忘録ですので、読み飛ばして下さい

エンゼルスの大谷君 流石、生まれながらにして大物感です。素敵過ぎです。こんな人が傍にいたら、世界が平和になりますものね。歳を重ねると怒りっぽくなります。大谷君の一挙手一投足が勉強になります。反省…。

© 東スポWeb この試合での45号本塁打はお預けに(ロイター=USA TODAY Sports)
エンゼルスの大谷翔平投手(27)が予期せぬ大荒れ劇の“主役”となった――。16日(日本時間17日)に敵地シカゴでのホワイトソックス戦に「3番・DH」で出場し、4打数2安打だった。チームは9―3で勝った。5回には右翼ポール際にほぼ“45号”の特大打を放つも惜しくもファウル。9回には右ふくらはぎに死球を受けるとこれが故意と判断され、投手ライトは退場。猛抗議した名将ラルーサ監督も退場処分となり、ブーイングが飛び交い不穏な空気が流れたが、それを一変させたのは大谷の武器だった。


敵地ギャランティードレート・フィールドが大谷を巡って騒然としたのはエンゼルスが9―3とリードした9回二死無走者だった。マウンドは6番手の右腕ライトだ。初球内角高め直球はファウル。2球目は90・1マイル(約145キロ)の直球が内角ギリギリをえぐってきた。「お~っ!」と絶叫すると太ももスレスレで何とかよけた。3球目のチェンジアップはベース手前でワンバウンドした。


カウント2―1から問題の4球目、90・4マイル(約145キロ)の直球が再び、体に向かって真っすぐに飛んできた。大谷がよけると右ふくらはぎを直撃。そのまま一塁へ向かうと、三塁ベース手前に集まった審判団が協議すると二塁塁審がライトに退場を宣告した。2度目の危険なボールだったため、故意と判断したようだ。歴代2位の2811勝、ワールドシリーズ3度制覇、米野球殿堂入りしているラルーサ監督は「故意ではない」と猛抗議するも、さらに退場処分となった。


今回の3連戦では14日(日本時間15日)の初戦でエンゼルスの先発ノートンが初回にモンカダ、3番手オルテガが5回にロベルト、4番手タイラーが8回に主砲アブレイユと主軸打者3人に計3死球を与えており、報復と捉えられた。


ファンは大ブーイングで不穏な空気が流れたが、大谷は一塁でどこ吹く風。仏頂面の一塁手シーツに人懐っこい笑顔で話し掛け、さらには肩をもむなどして、最後は笑みを浮かべさせた。これぞ翔平マジックだ。


この日は5月16日(同17日)の敵地レッドソックス戦以来となる今季2度目の3番で出場。1回二死無走者で先発右腕ロペスの内角低めの直球を強振。一塁線を破るかと思われた痛烈なゴロは一塁ベースに当たって二塁手の前へ。大谷は快足を飛ばして内野安打とした。


敵地のファンをどよめかせたのは5回先頭。2番手の左腕フライの初球、内角高めのチェンジアップを豪快にすくい上げた。弾丸ライナーは右翼席上段に突き刺さるもポール右側をギリギリで切れた。本塁打王を争っているロイヤルズのペレスが同時刻に行われていた本拠地でのアスレチックス戦の初回に3戦連発の45号を放ち、ブルージェイズのゲレロと並んでトップタイに並んでいただけに、惜しい当たりだった。この打席ではカウント1―1からの外角カットボールを拾って二塁内野安打とし、9試合ぶり、今季35度目のマルチ安打を達成した。


3回二死無走者はフルカウントからの6球目、ロハスの内角直球を空振り三振。7回先頭は4番手の右腕ルイーズにカウント1―2と追い込まれると4球目のカーブにバットは空を切った。


本塁打王争いでトップで並ぶゲレロ、ペレスと1本差の3位。今月2本塁打と苦しんでいるが、17日(同18日)から今季25発と相性の良い本拠地エンゼル・スタジアムで10連戦。逆転キングへ量産に期待だ。